老後に必要なお金は人のよって違います。
それではどのように試算すればよいのでしょうか。
以下計算方法を説明します。
すでに子供も自立している夫婦お二人の家庭でしたら、家計簿等をつけて1か月の生活費を試算しましょう。
まだ子供が自立していないご家庭も1か月の生活費を試算して、その額に7割くらいの金額をみておきましょう。
老後の収入のほとんどは年金になろうかと思います。年金定期便などで年金の金額を確認、また企業年金がある方や不動産収入など公的年金以外の収入を合計して老後の1か月の収入額を計算します。
老後の1か月の収入から生活費を引いて1か月の不足額を計算します。
この金額がプラスならイベント代のみを考慮しておけばよいことになります。
★イベント代とはリフォーム代、車の買い替えなど一時的に高額な金額を発生するものです。
1月に不足する額に生きる年数をかけます。
たとえば1か月の不足額が2万円で、65歳から30年生きるとする計算ですと、
2×12×30=720万円になります。
これにイベント代を1000万円と想定し、老後に不足する額は1720万円となります。
退職金が支給される方は退職金を差し引きます。
この不足額を目標に資産形成をしていくことになります。