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決算書はこの2箇所だけ見ればOK!

1. 純資産(BSの右下):会社の「体力」

純資産は、会社が創業から積み上げてきた利益の蓄積(利益剰余金)と資本金の合計であり、会社の「正味の財産」を示します。

チェックポイント:

自己資本比率: 総資産に対して純資産が占める割合。30%以上あれば有料企業、最低でも**10%**を目指すべきです。

創業年数での評価: 純資産(または利益剰余金)を創業年数で割ることで、1年あたりの平均的な「稼ぐ力」が見えてきます。

注意点: 純資産がマイナスの状態は「債務超過」と呼ばれ、倒産リスクが高く、銀行融資も非常に受けにくくなります 。

 

2. 現預金(BSの左上):会社の「瞬発力・守備力」

いくら利益が出ていても、手元に現金がなければ「黒字倒産」のリスクがあります。会社を継続し、攻めの投資を行うためのキャッシュが重要です。

チェックポイント(月商との比較):

3ヶ月分以上: 非常に優秀。不測の事態にも強く、攻めの投資(新店、M&Aなど)が可能です。

2ヶ月分: 標準的。経営を続けていくのに困らないラインです 。

1ヶ月分以下: 危険信号。突発的なトラブルや環境変化で資金ショートする恐れがあります。

 

まとめ:理想の形

本当に強い会社は、「右下(純資産)」と「左上(現預金)」の両方が厚い状態です。

純資産はあるが現金がない:効率が悪く、黒字倒産の危険がある。

現金はあるが純資産がない:借金で現金を回しているだけで、会社としての実力は低い。

まずは自社の決算書を開き、この2つの数字が基準を満たしているか確認することが大切。