「自社が銀行からお金を借りすぎているかどうか」を一瞬で見分ける方法**について解説します。
主なポイントは以下の通りです。
1. 借りすぎを判断する指標「債務償還年数」
借入額が適正かどうかは、単なる金額ではなく、**「会社の稼ぎ(キャッシュフロー)に対して借入金が何倍あるか」**で判断します。
計算式:
借入金残高(貸借対照表の「長期借入金」など)÷ 年間キャッシュフロー(損益計算書の「利益」+「減価償却費」)
2. 適正ラインの目安
計算された「倍率(年数)」によって、会社の状況を以下のように分類しています。
10倍以内(青信号): まだまだ借入の余力があり、新たな投資も検討できる健全な状態。
10倍〜15倍(黄信号): 借入がやや多くなっており、むやみな投資は控えるべき注意が必要な状態。
15倍超(赤信号): 借入過剰で非常に危険な状態。資金繰りが厳しく、収益性の改善が急務。
3. 借りすぎた場合に起こる問題
借入がキャッシュフローの15倍を超えると、年間の返済額が稼ぎを上回ってしまうことが多くなります。
自転車操業のリスク: 返済のために新たな借入を繰り返す状況になりやすい。
融資ストップの恐怖: 銀行から「これ以上は貸せない」と言われた瞬間に、資金ショート(倒産)の危機に直面します。
まとめ
「いくらまでなら借りて大丈夫か」を数字で把握することで、不安を解消し、根拠に基づいた経営判断(投資や追加融資など)ができるようになります。

